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奥利根ワイナリー訪問【後編】

先日、急遽訪問した群馬の奥利根ワイナリー。

 

テイスティングルームで松原専務と1時間以上お話しした後、昼食をいただきひと休憩。

後半は実際に畑を案内していただきました!

 

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目の前に広がるのはシャルドネの畑でした。

その中にわずかにカベルネソービニヨン、ジンファンデルが植えてありました。

こちらは数量が少ないので商品化はされないそうです。

カベルネの樹は由緒正しきところの樹だそうで、樹齢は10年以上あるしっかりとした樹でした!

この葡萄でワインを作ったらきっとおいしいのだろうなぁとお話を聞きながら妄想にふけっておりました。

 

土壌は黒ボクの表土に火山灰土壌、その下に関東ローム層が広がっています。

 

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ポマールクローンの実

 

奥にはピノ・ノワールの畑があり、道路を挟んだ向かい側にもピノ・ノワールの畑が広がっていました。

 

建物側の畑はポマールクローン、道路の向こう側はディジョンクローンとなっていて、ピノ・ノワールの中でも種類があり、奥利根にあったものを選抜して植えています。

 

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ディジョンクローン

ポマールクローンに比べてやや小ぶりな大きさですね。

 

同じ品種のなかでも様々な種類があるのは知っていましたが、実際に両方を見比べるのは初めてでした!

実の付き方や全体の大きさなどの違いを明確に確認することができたのは貴重な経験となりました!

 

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畑の後は蔵の見学へと移動しました。

圧搾機は中央に空気を送り込んで中の袋を膨らませその優しい圧力で果汁を絞るタイプのものでした。

なかなかこちらを導入しているワイナリーさんに巡り合わなかったので、実物を見るのはこちらも初めてでした。

通常は片方から圧をかけるので、外側と内側にかかる圧力が変わってきます。強く圧がかかるとワインに好ましくない成分がでてくるため、品質を保つ圧のかけ具合が難しいそうです。

一方こちらは中央から圧がかかることで、より均一にブドウから搾汁でき、果汁の中の品質のばらつきが抑えられます。

 

発酵や貯蔵は奥のタンクでこなします。

 

発酵時はタンクを奥の棚に上げ、そこで発酵の工程を行い、重力の力のみで下のタンクにワインを移していくとのこと。

圧搾機も発酵槽を棚の上にあげるのも、ポンプなどで果汁やワインに余計なストレスを与えないようにするためで、ほぼ全ての作業を人力と自然の力に任せる大変な作業です。

便利なものを使わずに、ブドウ・ワインをより良い状態にするための造り手さんのワインに対する深い愛情がうかがえます。

 

この間も、試験的に作ったスパークリングのブラン・ド・ノワールのお話しや滓抜きの動画を見せてもらったり、今取り組んでいる甲州のお話など聞くことができました。

 

何よりワイナリーの方々が様々なことにチャレンジして、真剣に楽しそうにワイン造りに取り組んでいるのが印象的でした。

 

今回の訪問も初めてのこと尽くしで、しっかりと発信していくためにはますます勉強していかなければと気が引き締まりました!

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またテイスティングルームに戻りあーだこーだお話ししてきました!

刺激的過ぎて話が止まらない(笑)

松原さん、お話とご案内ありがとうございました!

収穫のときにまた伺います!

 

奥利根ワイナリー

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